屋久島の地域・集落一覧

最終更新日:2018年7月7日

屋久島にはどんな地域や集落があるの?

屋久島情報を見ると「宮之浦」や「安房」「麦生」など地域の名称が良く出てきます。
イベントに参加したり、名所を目指したり、ホテルを見つけたりするにも、どの地域が島のどのあたりにあるのか把握しておくと便利です。

地域の場所をマップに記しておいたので参考にしてください。

屋久島各集落の情報

「屋久島町ホームページ」に各集落の特徴などが記載されています。
ここでは高速船・フェリーの到着する宮之浦集落から時計回りに紹介してみます。

宮之浦(みやのうら)

屋久島の「海の玄関口」である宮之浦は、島内でも商店や病院、学校が集中する地域です。
空の玄関口でる屋久島空港の周辺にはお店が少ない(というかほとんどない)ので、屋久島最大の繁華街といっても良いのではないのでしょうか。

宮之浦には、屋久島を代表する神社である>『益救神社(やくじんじゃ)』があり、”神の島”屋久島の山々の神が祀られています。
私もここで結婚式を挙げさせていただきました。

また、日本全国を測量したことで有名な伊能忠敬は文化九年(1812)三月二十七日から四月二十五日にかけて屋久島に滞在し測量を行っており、そのことを記念した『伊能の碑』が宮之浦にあります。
忠敬の測量は屋久島が最南端だったそうです。

苔むす森として有名な『白谷雲水峡』の登山道入り口も、ここ宮之浦からバスが出ています。

公式サイト:屋久島・宮之浦集落

海の玄関口「宮之浦港」があり、人の交流、物流の拠点として発展してきた集落。水力発電で製品を製造する島内最大の企業「屋久島電工(株)」や総合病院、県立高校、スーパー、商店などが集中する島の中心地。救の宮と言われる「益救(やく)神社」と宮之浦川の清流は集落のシンボル。

集落情報 | 屋久島町|人と自然と。世界自然遺産屋久島 より引用

楠川(くすがわ)

宮之浦から少し南に下ったところにある楠川。
楠川には、菅原道真公を祀った『楠川天満宮』や、大きな鳥居が特徴的な『屋久島大社』といった神社仏閣があり、パワースポット巡りには必須の地域です。

また、”日本で最初に火縄銃が合戦で使われた”ともいわれる『楠川城』の城跡があり、歴史のロマンに思いを馳せることもできる場所です。

歴史と伝統を重んじる集落。町指定文化財「楠川古文書」に始まり、500年程前、種子島の出城で火縄銃による合戦があったと言い伝えられている「楠川城跡」も残り、屋久島の歴史を語るときに、必ずその名前がでてくる集落だ。奥岳に通じる最初の登山道が楠川登山道で、その入口には、集落の子どもたちの手作りのドラエもんが目印にたっている。
また、ガジュツの発祥の地でもある。

集落情報 | 屋久島町|人と自然と。世界自然遺産屋久島 より引用

椨川(たぶがわ)

宮之浦と屋久島空港のちょうど中間あたりにある椨川。
椨川は水田が多く、屋久島の山々をバックにした『田んぼの風景』が印象的。
雄大な自然の中に生きる屋久島の生活を感じられる地区です。

屋久島の中では一番小さい集落で、年よりも多いが、まとまりがよく、伝統的な祭りや行事を大事にしている。行事も数も非常に多く、岳参りは年に2回実施している。また山芋祭り」も毎年規模が大きくなっている。
集落の上に広がる田んぼの風景は見事だ。

集落情報 | 屋久島町|人と自然と。世界自然遺産屋久島 より引用

小瀬田(こせだ)

小瀬田は、ともに海の玄関口である「宮之浦」と「安房」の中間にあります。
愛子様の名を頂く『愛子岳』の麓で、登山道入り口もこの小瀬田。

山の玄関口として静かなたたずまいを見せています。

「愛子様」の名前のつく全国唯一の山「愛子岳」のふもとの集落。宮之浦と安房の中間点に位置する。海から開けた陸地が広がり、北風の強い所でもある。
小瀬田集落出身者の集まりである「愛子会」が関東、中部にもあり交流を深めている。

集落情報 | 屋久島町|人と自然と。世界自然遺産屋久島 より引用

長峰(ながみね)

長峰は屋久島の空の玄関口『屋久島空港』があり、そのためバス・タクシー・レンタカーなどの交通機関が集まります。
空路で屋久島に来れば誰もが一度は降り立つ地域です。
お隣の小瀬田と同様『愛子岳』の麓で、空港を出たらその雄姿を見ることができます。

また、長峰の海沿いには『早崎鼻』と呼ばれる断崖絶壁があり、普段は森に隠されている「岩の島」屋久島の原始の姿を見せてくれます。

集落は全国からの入植者で形成されていたが、高度成長期に離農者が続出し90戸まで減少。しかし最近は、UターンやIターン者で戸数も増加傾向にある。
広い耕地は基盤整備が遅れ十分に活用されていないが、茶畑や牧場がある。空港の所在地で大型店舗、スタンド、レンタカー店などが多くあり、島内外からの人々が集う。高齢化率は比較的低い。

集落情報 | 屋久島町|人と自然と。世界自然遺産屋久島 より引用

永久保(ながくぼ)

永久保は屋久島の東端に位置し、『田代海岸』で有名。
ウミガメの産卵地でもある田代海岸では、海底火山から噴出した溶岩が「枕状」という奇妙な形の岩となって残っている。
海辺まで歩いていく事ができます。

島の東端に位置しゆるやかな傾斜地が広がっている。戦後開拓された集落であり、人口構成が開拓一世、二世、三世と大別される。
減少気味であった人口も、Iターン者等により増加している。近年地区の気候がお茶に適していることから、その栽培面積が広がりつつある。

集落情報 | 屋久島町|人と自然と。世界自然遺産屋久島 より引用

船行(ふなゆき)

屋久島空港と港町である安房のちょうど中間あたりにある船行。
中心には、お産の神様として知られる『船行神社』がある。

船行神社の境内には、樹齢700年の屋久杉があり、平地で見られる屋久杉としては最大級のものだそうです。

集落の中心にある船行神社にはご神体が3体あり、昔から安産の神様として知られ、屋久島中からお参りにきていた由緒ある神様がまつられている。
神社の境内では、平地では珍しく700年の杉を見ることができる。もともと船行の地名は「船雪」だったらしく、名前の通り屋久島の中で唯一雪が積もる集落。

集落情報 | 屋久島町|人と自然と。世界自然遺産屋久島 より引用

松峯(まつみね)

松峯は屋久島第二の繁華街、港町安房の隣にあります。

屋久島内でもどちらかというと、住宅地という感じの松峯ですが、屋久島の大海にそそぐ安房川の上から海を見渡せる『松峯大橋』は絶景ポイント。
写真や動画を撮るスポットとして有名です。

安房の町に繋がる新しい住宅地として発展してきた集落で歴史が浅い。最近はお茶畑などが増えてきている。

集落情報 | 屋久島町|人と自然と。世界自然遺産屋久島 より引用

安房(あんぼう)

宮之浦と並ぶ「屋久島の海の玄関口」が安房です。

トビウオ漁業が盛んな港町。
縄文杉への登山道入り口である「荒川登山口」に向かうバスが、ここ安房にある『屋久杉自然館』から出ています。

宮之浦に次ぐ屋久島第2の繁華街として、銀行や郵便局、スーパーにガソリンスタントなどなど、生活の拠点としても頼れる街です。
地元の方ももちろん、旅行でいらした方もぜひ立ち寄ってみてください。

屋久島の玄関口の発祥の地。飛び魚漁業の港町。縄文杉登山のスタート地点がある。屋久島水力発電の本源、母なる安房川が集落の真ん中を通る。

集落情報 | 屋久島町|人と自然と。世界自然遺産屋久島 より引用

平野(ひらの)

安房のお隣、空港と反対側へ少し進んだところが平野です。

平野には屋久島の特産品ともいえる焼酎”三岳”を製造している『三岳酒造』があります。

また、ジャングルにあるマングローブのような樹木「ガジュマル」が生い茂る『猿川ガジュマル』があり、縄文杉登山などではなかなか感じられない、屋久島の「南国感」を味わうことができます。

さまざまな農作物(ガジュツ、ジャガイモ、ぽんかん、たんかんなど含め)を収穫する農業集落。家が点在し密集しる場所がない
島の特産品である「焼酎・三岳」を製造する「三岳酒造」がある。
数十年前には「仁田鉱山」があった。現在は閉山されているが、鉱山跡が今も残る。

集落情報 | 屋久島町|人と自然と。世界自然遺産屋久島 より引用